俺もバックハウスが大好きだが、
禁欲とか修道者みたいなイメージはないな。

とにかくステージの人であって、(若いときは年に100回)
その豊富な経験と、よくいわれる練習好きから
なんとも絶妙な間の取り方が体に染み付いて(解釈的でない)
単なるテクニシャンを超えて「名人」の域に達したのだと思う。

ベートーヴェンのためにとか、ピアノ芸術のために
人生を捧げたなんていう教祖的考えはちょっと違うのでは?

バックハウスはドイツ物の後のアンコールに
よくショパンなどのサロンピースを選んでいたが
まるで食後のデザートか清涼剤のようで
非常に粋な感じがして好きだ。
(引き出す前の指鳴らしの分散和音とかもいい)