>>771
チャイコンを選んだ理由は色々あります。
テレビのテロップで流れたのもそうですし、
クラシック音楽といえば運命・幻想即興曲・チャイコンしか知らないうちの両親に
日本で聴かせてあげられたらなあという思いもありました。
また、以前弾いたときにうまくいかなかったため、
そのまま放っておくと苦手な曲になってしまう危険性があって、
もう一度弾いておきたかったというのもあります。(今回も成功とはあまり言えませんでしたが(^^;)

プレトニョフがあるコンクールでリスト1番とチャイコン1番で優勝したのですが、
そのガラコンサートで何を弾くのかと審査員に聞かれ『チャイコンを』と答えたら、
その審査員は『リストのほうが良かったからリストにしたら?』と言ったんです。
するとプレトニョフはこう答えたそうです。
『リストのほうが良かったのなら、なおさらチャイコンを弾かなくてはならない』
若いときには、こういう失敗しても挑戦する精神を持ち続けていたいなぁと常々思っています。

コンクールは他人との比較という特殊性を持っていますので、
演奏効果などもある程度考慮に入れる必要はありますが、
やはりみなさん弾きたい曲を選んでらっしゃると思います。

ただ本音を言えば、ロマン派以降の、それも派手で大規模なコンチェルトをどうしても選びたくなってしまいますね。
モーツァルトやベートーヴェン、シューマンなどのコンチェルトを素晴らしく弾いてのければ
それはその人の能力を最大限アピールすることになりますが、
だからといってそれが今後演奏家としてコンチェルトのソリストを務める時に必要とされる要素と一致するかというと、
必ずしもそうとは言えない、という部分が僕らを悩ませる種ですね。

という部分が難しいところですね。