マウリツィオ・ポリーニ
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0232名無しの笛の踊り
03/11/25 23:45ID:tWSJDdKA確かにバックハウスは指回りは良い。歌い口もそれなりに洗練されている。
でもポリーニの凄さは単に指が回るというだけでなく、
徹底して一つの“法則”のようなものに基づきあくまで明瞭に音を配列した、という点にある。と思う。
あたかも幾種類もの音量や音色を用意し、譜面上の音符一つひとつにそれらを
一つの法則に基づいて当てはめていったような音楽であり、
その音楽はどんなに至難なパッセージにおいても全く変わらず、あくまでインテンポ。
指の介在を感じさせない、いわば(陳腐な表現だけれど)本当の“機械仕掛け”のような演奏だった。
このような表現方法が存在し得るであろう事は誰もが漠然と分かっていたと思うが、
それを自らの指で完璧に実現させ世に提示したという点で、ポリーニは凄いと思うのである。
勿論これが芸術表現として価値が大きいか否かというのは全く別な問題。
ただし一つの表現方法としての究極のものであるとは言えると思う。
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