私の場合、ポリーニの評価は70年代で線引きしてます。
窓際氏が言うように、極端な言い方をすれば現在のポリーニは昔とは全く別物です。
変化した理由は事故とか何とか色々言われていますが、時系列に従い
まとめて聴いてみると、徐々に徐々に現在のような演奏に向けて
変わって行っているという事が分かると思いますが、
その変化は80年代で既に大きいものとなっています。
今のポリーニの演奏は、曲単位あるいは曲の一部分という単位で光るものもあるでしょうが、
先入観無しに聴いてみれば多くの凡庸な演奏の一つであると感じられるのではないでしょうか。
過去に打ち立てた不動の業績がある種の付加価値となって聴かれているという部分が大きいと思います。
しかし私はそのような状況を批判するつもりは全く無いです。
70年代に彼が残した録音・演奏の価値は計り知れないものですから。