指さえ速く動けば木枯らしが弾けるなんて言ってる香具師がいるが、それは
本当に木枯らしを最後までマスターした者の吐く台詞とは思えんな。
木枯らしを弾こうと思ったら、指が速く動くのは当然だが、それだけでなく
頭も速く合理的に働かないと無理。
木枯らしは音型や和音や手の形の移り変わりが激しいので、1音1音どこをどんな
手の形で打鍵すればいいかをいかに正確に記憶し、速いテンポの中でその記憶
どおりの情報を無駄なく瞬時にひききだせるかという、頭の回転の速さとか
合理的な記憶力みたいなものが必要になってくるよ。
これは木枯らしに限った事ではないけど、木枯らしは特に、1音1音をいかに
徹底して、無駄なく合理的に頭にも体にも覚え込ませるかという作業が難しい。
最後までが無理なら、せめて40小節まででも、速い一定のテンポで1音も
ミスせずはっきりと弾けるようになってみれば、この意味が分かると思うが。