ギャロン&ビッチュの本には、単純対位法や華麗対位法のやり方が載ってたん
だけど、いずれの場合も、ある声部のリズムに対して、他の声部をどんなリズムに
すべきか、さらに華麗の場合は、ある小節のリズムに対して、次の小節では
どんなリズムにすべきか、などの決まりがありますね。
でもバッハのインベンションでは、そのへんのリズムがわりと自由に
できてる感じがしました。ただ、厳密に規則は守らなくても、それなりに
リズムの相補が考えられてる感じはするけど。

あと対位法ではそれぞれの声部が、跳躍進行よりも順次進行を多く使うことで、
どちらかがアルペジオ的な伴奏にならず、全てが主旋律のように動いて、
微妙に和音から外れてぶつかり合うところに醍醐味がありますね。
ところがバッハのインベンションを見ると、2声の13番みたいに跳躍進行を
多様したアルペジオ的な曲もあるので、疑問に思いました。
ただこの曲に関しては、両手の旋律ともにアルペジオ的なので、どちらかが伴奏に
なるということなく、互いに独立されてるとは思いますが。

とりあえず今度、全音の市田儀一郎校訂「インヴェンション&シンフォニア」
の解説を読んでみます。