シャイーのマーラーは悪くないけど、好き嫌いは分かれるね。アバドや小澤なんかと同様で、
マーラーの「どす黒さ」がないので、不満を感じる向きもあるだろうが、デッカの録音と相
まって、「オーケストレーションを楽しむ」マーラーとしては評価できる。
特に、6番とか、10番(クック版)なんかは、楽譜の音の重なりが、
きちんとわかる。すっきりしたマーラーでたま〜にいいな、って思うよ。

後段の部分にも触れておこうかな。

確かに、初心者(って言うのも失礼だけど)には、音友ムックとか、貴殿の挙げた書の類が
かなり有益。
ただ、気付いているのが救いですが、宇野さんに限らず、評論家は誰でも「自分の好きな演
奏家をひいきする(自分の嫌いな演奏家はとことん貶す)」ことは覚えておいた方がいいよ。
結局、本で「推薦盤」になってても、自分が「ダメ」だと思うなら、それは「ダメ」な演奏
だし、このスレのお薦めも同様(例えば、モノラル嫌いな人にフルヴェンは反則だろう、
って思うでしょ)。あくまで自分の感性を信じればいい。
数聴いてるうちに、CD買いに行ったとき、「これよさそう」「これ悪そう」の感覚が働く
ようになるはず。(それでも、怖いもの聴きたさに、「これ悪そう」ってのを買うんだけどね。)

だけど、はじめてその曲を聴く時の羅針盤としては、役に立つはずだし、まあ、使いようだよね。

一番大事なのは、「本を鵜呑みにしない」姿勢を保つ事、かな。
(「あてにする」はいいけど、聴いて「ダメ」だと思うなら、「本が誉めてるから」と思わず、
素直に「漏れ的にダメ」とする姿勢が一番大切。だって、評論家も、所詮、同じ人間だからねぇ。)