>>111
またかと云われるかも知れないけど
ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル(いまのサンクト某フィルでは断じてない)
のショスタコーヴィッチやチャイコフスキーの5番、ルスラン・・・序曲など。
あとは、スベトラノフの昔の60年代頃の録音、ブリキで作ったようなラッパが
ぺーぺーといって弦楽器がすりガラスを引つ掻いたような音を出し、それらの音が
まるで巨大な怪獣のように傍若無人に下品にデリカシーという物を時として忘れて
しまつたのではないかと思うような、小学生の時にいた乱暴者の同級生のような
演奏が録音が歪んでいるほどの大音響がまるで日本が沈沒したような途絶えるこ
とのない悪夢のような大津波で楽しめる。
あとは、アーノンクール。何をやってもバロック的に捻りまわしてしまう。
物によってはムーティ。フィラデルフィアのチャイコフスキーの5番の4楽章なんて
かれのまるで指揮台の上の運動会のような華麗な指揮ぶりが目に浮かぶ。
それから60年代のクリーブランドに行く前のマゼール。聴き手を挑発するような
アグレッシブな演奏が聴ける。
それからショルティーも忘れられない。かの有名な指輪のワルキューレの騎行やスッペの
軽騎兵序曲などを聴けば自伝でも書いた通りの自分の腕や頭を突き刺し、死にかけたとい
うあの鋭い動きのタクトから、まるでプロレスラーのような逞しいモーツァルトでもベー
トーヴェンでも何でもぶち壊しそうな腕から出てくる音を楽しめる。