>>213
たしかに、今現在、出ているCDで、エキエル版の音で録音されているものは、
ほとんどありません。
なぜなら、2000年のショパンコンクールまでは、
パデレフスキ版でよかったからです。
最近、リリースされているCDでさえ、
まだパデレフスキ版の音で録音されているものも多くあります。
ショパンに関しては、プロのピアニスト仲間でも、
エディションを選ぶのは迷うこともあります。
数年前までは、海外の国際コンクールなんかでも、
パデレフスキ版の音で皆が弾いていましたが、
ここ数年では、パデレフスキ版の音での演奏もあれば、
エキエル版の音での演奏も両方が聴かれるようになりました。

ですが、ご存知のようにパデレフスキ版は、
当時の出版社の間違いを、ショパン自身の手によって校正する前のものを
原資料としていたりするために、
本当の最終的なショパンの意志とは違うところが多く見つかり、
音の違いがたくさん残されたままであることが明らかとなってきました。
ひどい箇所になると調やリズムさえも違っている箇所もあります。
そのために、もっと正確な原典版をつくろうということで、エキエルが中心となり、
ポーランドの国家の支援もあり、出来た楽譜がエキエル版です。
エキエル版の音での演奏には、音大の先生のなかでも、なかには、
まだ違和感を感じるような先生もいらっしゃることは事実です。

2005年のショパンコンクールからは、エキエル版が奨励されていますので、
これからの子は、エキエル版の音で勉強していくべきだと私は思います。
その受賞者たちがCDなどを録音するような年代がくれば、
また、皆さんの耳もエキエル版の音に慣れてくると思います。

>>214
勉強不足???