>>343
今外国でしらべものはできないんですが大雑把に自分の考えを
述べます。
現代音楽と美術との関係ですが、
現在いわれてる「現代美術」が生まれた経緯というのは非常に
むずかしいのですが、ざざっというとピカソ、モンドリアン、
マレービッチ、デュシャンなど「なにかの思考の組み立てによって
作品空間をつくる」ということがあげられます。こういう行為を
画家たちがアポリネールなどの詩人の入れ知恵によって展開させていきます。
第一次大戦前後のヨーロッパの造形運動ですね。で現代音楽
についてですが、やはり恣意的なコンセプトにもとづくという意味では
12音技法が現代音楽の出発点と言えるでしょう。
現実的にいうとはるかに現代音楽家のほうが現代美術の
方法論を意識し、勉強しています。(逆はすくない)偶然性、アクション、
インスタレーション。もちろん前述のモンドリアンなどとウェーベルン
などをつなげる論者、シュトックハウゼンなどもいますが、わたしのみる
ところ、着想以上に作品存在そのもののあり方を、画家が音楽から
学ぶというのはかなり少ないはずです。すくない例としてはマチス
などにみられる、「純粋な構築物としての音楽を現実描写を超えるために
参考にする」という一点が最重要で、唯一だと思います。
用語に関して言えば、そのとおり建築、美術からの援用です。
現代音楽をかたる論者も当たり前ですが文学、美術のモダニズムを
基本としているわけです。「印象派」という表現は最たるものですね。
加えてバロックは時代概念、ロマン派は芸術スタイル概念、印象派
は絵画でいえば50人程度の画家を示す言葉です。このへんが
ごちゃまぜなのが歴史学からなめられる原因になっています。
ととりとめもなく書いてしまいましたが、
メロディ、メッセージの放棄、譜面遍重でぐるぐるまわってるだけの
現代作曲家がいたら現代美術のオシャレな部分を楽しむことを勧めますね。