またもや問う【最強のベートベン交響曲全集】
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03/12/08 00:55ID:O82gTcPLカラヤンの指揮を実際にずっと見てきたわけではありませんので
断定的なことは申せませんが、カラヤンと同時代を過ごした演奏
家の回想録や批評によれば、脊髄の手術以降、指揮する腕が肩よ
り高く上がることが極端に少なくなったということです。
また1978年にはリハーサル中に指揮椅子から倒れ落ち、骨盤を
強く打ち、これ以降歩くのにも不自由するようになったそうです。
このような身体的な面ばかりでなく、カラヤンが彼のプライドに
かけて設立したザルツブルグ・イースター音楽祭の上演に対する
批判が強く出てきたのが1976年以降なのです。夏の音楽祭と同じ
演目を使い回したりという事態に、特別な音楽祭としてのイース
ターの意義が失われたというのです。
76年以降のカラヤンの演奏に良いものが無いなどとは申しません。
80年のパルシファル、82年のマーラー第九、ファルスタッフ等々
素晴らしいものはたくさんありますが、一方、すでに録音している
レパートリーを再録音したものが多く登場し、それらはおしなべて
どこかぎこちなかったり、あるいは妙に力瘤が入ってカラヤンらし
いしなやかさを失う瞬間が見られたりして、件のベートーヴェンの
ように繰り返し録音されたものを聴き比べると、カラヤンの身の上
に起こっていたことを想像してしまい、暗鬱とした気持ちになります。
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