ちょっと長いがこの方が分かりやすい。
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パピヨンとは何か? シューマンは、このことばに多くの意味をこめていた。作品二は
パピヨン・ミュジカルとよばれ、作品一『ABEGG変奏曲』(一八三〇年)はパピヨンと称
され、作品四『間奏曲』(一八三二年)は大規模なパピヨン、作品五『クララ・ヴィークの
主題による即興曲』(一八三三年)は第二のパピヨンだった。作品九『カーニバル』(一
八三四―三五)の第十曲は『パピヨン』と題されている。パピヨンはもちろんフランス語
でチョウであり、チョウはサナギから成長し、はなやかに飛びまわる。舞踏会をわたり
あるくことが、パピヨン、あるいは飛びまわるカード(fliegende Zettelchen)と言われ、
カードはここでは舞踏会への招待状をさす。サナギはドイツ語でLarveだが、このこと
ばは仮面も意味する。Larventanz(サナギの踊り)は、仮面舞踏会のことを言う。

レルシュタープの詩の一節、「仮面舞踏会にいったら、そこでパピヨンが舞っていた。」