シャイーのブル全はよいよ。考え方に見事に統一感があるね。
正当派のブル愛好家は吐き気を催すかもしれない、そんなブルックナーを
全集で出せるのは凄い。最初の頃、3番とか7番とか聴いて、俺もオエッ
ときた。しかし、シャイーは考えを変えず、10年以上かけてブルックナー
全集を完成させたようだ。途中、私はドロップアウトさせてもらったが、
いま全部まとめて聴くと凄い。シャイーのポリシーが全体に行き渡っている。
過去のブルックナー神話と決別して純音楽的にブルックナーを再構築
する。そういう狙いか!
結果、聴いた印象としては、現代音楽っぽいところがいいというか、特徴的。
アルプス的、牧歌的な雰囲気を排除しているところが、フルヴェン的。
コンセルトヘボウと最初にきたときのマーラーの巨人をドイツ的じゃない
とかこぼしている客がいたが、そういう、伝統にこだわらないところが、
シャイーの特徴か。それでいて、尖っていないところがまた凄い。



>>221
ヴェルレクに私も行きました。歌手が完璧に歌っていたというか、全体として
組み立てができていることが最後に分かって結構感動した。ムッティを2回、
シノポリを一回聴いただけだけど、全然負けないくらい個性的で良かった。