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Varie 2003.10
「全身を貫く衝撃−カラヤン普門館ライブの思い出」より転載(一部略)
カラヤン/ベルリン・フィル・・・・・・わが国のクラシック音楽受容の歴史を考える時、
この言葉がひとつのブランドとして確立され、またこの言葉がクレジットされているかどうかで
音楽ファンの注目度が違っていた時代。それが1970代であった。事実、この年代のカラヤン/ベルリン・フィルは
そのアンサンブルの完成度、緻密かつ豪快な表現力をもち、いかなる曲を演奏してもまさに
カミソリのような切れ味でオーケストラ・ファンを虜にさせる魔力を持ち合わせていた。
そのレパートリーの広さ。次々に出てくるレコードの完成度の高さ。オーケストラの格というものが
あるならばベルリン・フィルはその筆頭に位置し、全ての基準となっていたといっても過言ではあるまい。
そんな時代の1979年10月、カラヤン71歳。東京・普門館を会場に9回の公演がもたれ、この年は
ウィーン楽友協会合唱団や豪華ソリスト陣も来日して、ヴェルディ、モーツァルト、ハイドンの合唱曲を中心に
豪華絢爛なプログラムで聴衆を魅了した。