レーベル関係者から興味深い話を聞いた。もちろん「証拠は?」とか「ソースは?」
とかいわれても出しようがないけど、一応信頼できる筋から聞いた話ではある。信じ
る信じないはご自由に。
1)アバド・BPOとの「トリスタン」、「パルジファル」は全曲それぞれDGがラ
イブ収録している。マスタリングまで終わっているらしい。
2)特に後者はアバド側からの強い要請で急遽録音したものらしく、キズも多いので、
ベルリンでのライブ収録分も混入している様子。
3)ただし、DGは現状到底リリースする(できる)状況にはないらしい。理由は:
@本国のマネジメントの中にアバドの録音をこれ以上リリースすることにいい顔しない人物がいる。
 (最近のマーラーはともかく、ドビュッシーには相当苦労があったらしい。日本のみの試験発売で
  ようやくOKになったとか)
A仮にその人物がクビあるいは飛ばされたとしても、いずれにせよリリースはまず無理。
 なぜなら、「トリスタン」はDGにはベーム、クライバーという同曲でも最高の売り上げを誇る
2強がカタログにあること。しかも、先日のティーレマンのウィーンでの上演はゲネプロ段階で急遽録音決定し、
どうせ新たに出すならこちらというのが社内でも一致した意見。「パルジファル」もカラヤン、ブーレーズ版が
あるうえに、これまたティーレマンが数年後にウィーンで上演する際(プレミエはランニクルス、その後ラトル、
ティーレマンが予定されている)に収録を企画している。ホーレンダーのイケイケ計画の一環でもあって、
ウィーン側、DG側も乗り気。アバドの要請で収録はしたが、トリスタンはそもそも「もしも」に備えて発売時期を
待ち構えていたが、おそらく追悼記念でもなければ出ない。パルジファルにいたっては、そもそも軽いノリのアバド
のファン層に受けるものではない(4枚組みのCDを買って聞くファンはそうはいない)ので、せっかく収録はしたものの、
当面マーケティング上、切り売りして1枚もので出すことで妥協した。