吉田の言説を比較的まじに受け取っていた世代というのは、
今の40代くらいまでで、(30代後半になると怪しくなるだろう)
それは、クラシックの受容のスタイルの変遷と重なってくる。

CD時代の、80年代後期以降にクラシックに触れ始めた人間は
すでに、吉田的言説よりも、コーホー的とか、キョ的とか、
そちらに親しみを感じるのじゃないか。

だから、吉田はもはや必読書でもなければ、
いったん通過して、そこを卒業スル場でもなくなってる。
それが幸せなことか不幸なことかわからんが、
今の10代や20代にとっては、
吉田は日曜朝のおじいさんか、みのにからまれた直談判じいさんくらいのものだろう。
レコ芸にどすいてあのふやけた文章がのってなければならないのかも、わからんだろう。