実は、6月来日時の王子ホールのリサイタル、行きました。前売り発売当日の午後
1時半に電話して、もう売り切れで腐っていたのですが、「当日券がある場合も
あります」というサイトの表示を見て、当日、朝、「きょうのプレトニョフの
チケットはありませんよねえ」とダメ元で電話したら、「ご用意できます。何枚
ですか」という驚愕の返答。買えずにがっかりしていた友人がいたのですが、確か
めることができなかったので、裏切って、1人で聞きに行きました。

おそらくみーしゃ好きにはそういう方も多いと思うのですが、私は彼の各声部が
独立して音楽の構造のはっきり見える演奏が好きです。彼の音楽のそういう魅力
がバッハの演奏では堪能できました。グリークはみーしゃらしく、CDとはひと
味もふた味も違う、また新しい面を見せてくれるすばらしい演奏でした。

アンコールはグリークの「田園生活の情景」から「謝肉祭より」。非常にエキサ
イティングで、なおかつ繊細な演奏でした。それから、チャイコフスキーの「18
の小品」から、「悲しい歌」。これがまたとてもとてもやさしく、悲しく、すばら
しい演奏でした。うちに帰ってから、思わず以前エアチェックした「18の小品」
を探しました。

笑ったのは、終わって出てきて、きょうのアンコールピースを示すボードを見た
とき。
「1曲目 作曲グリーク 曲名不明(プレトニョフ氏 談)
 2曲目 チャイコフスキー 悲しい歌 18の小品より」
「やった! やっぱり、みーしゃ!」と、ひとり、ほくそ笑みましたとさ。