カール・リヒターを語るスレ
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0332名無しの笛の踊り
03/08/20 09:29ID:sC38Wn5E精神的に深い演奏は、リヒターに限らず20世紀中頃から後半の
偉大な演奏家には往々にして感じる事が出来ます(もっともそれ以
前の演奏家にも言える事かもしれませんが、録音されたものが無く、
あったとしても音質的によい状態では無かったので)。
その筆頭は、申すまでもなくW.フルトヴェングラーでしょう。今で
もベートーヴェンの「第九」(バイロイト祝祭オーケストラ/合唱団盤)
の名演は、今のレベルの音質の悪さを超えて心に迫るものがあります。
1948年か1949年のブルックナー8番も同じ事が言えます。
また初期のステレオ録音を残してくれたブルーノ・ワルターの演奏の
数々はヒューマニティーあふれる心温まる演奏で、特に「田園」やモー
ツァルトは癒される思いがします。D.フィッシャーディスカウの歌声、
W.ケンプなどの演奏も、心の琴線に触れる何かがあります。この他の
演奏家たちからも同じようなものを感じます。
共通して言える事は、みな楽譜そのものを時間をかけて深く読み込み、
そこから自分独自の演奏を展開したということです。
昨今の演奏家は、レコードやCDなどでいろいろな演奏を好むと好ま
ざると聞いており、楽譜を勉強するにしても、かつて聞いた「音」が影
響せざるを得ない状況にあるのではないかと思います。
ある音楽情報誌で、ラトルだったでしょうか「演奏会に来る聴衆は、C
Dに録音した演奏と同じような完璧に近いものを望むので、自由な演奏
がやりにくい。今はある意味で演奏家にとって不幸な時代だ。」と言うよ
うな事をインタビューで語っていました。
(さらにつづきます。→團伊玖磨氏の「パイプのけむり」みたいになってき
ましたね!)
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