このオケのブラは結構指揮者が個性が強いひとが演奏していておもしろい。
全集となると範囲が狹くなるので、バラでも是非いろいろ聴いてみてほすい。
メンゲルベルクは3番のSP復刻がおもしろい。録音が後のものより聞きやすくよ
く言うポルタメントやアゴーギグなどもツボにはまり率直に聴ける。誰かも
云ってるがモントゥーは滋味深く懷の大きな演奏。1,3とも買って損はない。
コンドラシンは、1番が火の玉のような演奏でこれもかなり個性的。スカッと
する。ベイヌムは中庸の美しさばかり言われそうなこの指揮者が実はそうでは
なかった証拠。ハイティンクは地味だけどハイティンク以前のどの指揮者の
演奏よりよりオケがふくよかになり、馥郁たる香りがする。聴けば聴くほど
味が出るスルメのような演奏。特に交響曲ではないがセレナーデなんか一押
し。それに比べると漏れ的にはシャイーは巧いが今風でやや物足りない。歌
い方やフレージングなど聴くべきところが沢山あるのも事実だけど。どれも
捨てがたい。音楽を感じる演奏だと思う。
どうしても一組ブラ全ならば、批判覚悟で漏れの愛聴盤の一つのハイティンク
をお薦めしたいけど。はじめは生硬く味がないように聴こえるが、ききこむう
ちにどんどん味が出てくる。だから万人には勧められないが個人的には大好き
名演奏。