>>789
ほお、面白そうな質問だね。
私論だが、答えてみましょう。
一般に「テンポ(速度表示)≠演奏のテンポ≠スピード(実際の速度)」
だからです。

以下、自論を展開します。
@作曲家が楽譜を書くときに「自分の頭の中の音楽」を頼りに、
「テンポ」は設定されます。これが楽譜の速度です。
A演奏家はその速度を参考(遵守ではない)にして、楽譜を
研究(解釈)します。これが「演奏のテンポ」です。
楽譜の読み方によって、十人十色の「演奏のテンポ」があります。
(何か楽器をやっておられれば、そのニュアンス理解してもらえるのですが。)
Bいざ、演奏、という段になってもまだ問題があります。
演奏家の身体能力(年齢、体調など)とか、会場の響き方など、
左右される問題が多数あるのです。
(おふろに入って、5分くらいかな、と思ったら10分経ってた、
というような、体内時計の感覚のずれが主な物ですが。)
例えば、サントリーホールとNHKホールでは絶対に後者の方が
演奏は速くなります。これが「演奏のスピード」です。
 で、聴いていて「心地よい」感じがするのは、
聴き手にとってAとBが同じに聴こえる演奏。
(つまり、演奏家の言いたい事がきちんと聴こえる)
BがAより速いと、「せせこましく」なり、
AがBより速いと、「冗長に」なります。
で、楽譜の速度記号は、
「演奏家は守ってるけど、実際に音になる段階で狂いがでるもの」
なので、あまり気にするな、というのが結論。