★オットー・クレンペラー 7★
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0247名無しの笛の踊り
03/07/21 01:46ID:N56rmEs+アラウがずっと理想の名演と自負していたが、久しぶりに録音を聴いて、
あまりの酷さに愕然としたという、いわく付きの演奏。
『アラウとの対話』に苦労話があって、あの時はクレンペラーに
ショパンを教えてやらにゃならんかった、とか言っている。
途中で御大が、「諸君、ショパンは偉大な音楽家だったのですね」と
言ったのだとか。冒頭の弦の響きからして、異様なまでに激しくて、
仰天してしまう。
いま手元に、Piero Rattalinoという人がそれについて触れているもの
があるので(出典当てたらエライ)、大意を訳してみる。
「クラウディオ・アラウはショパンの協奏曲Op.11をオットー・クレンペラー
と演奏したときのことを語っている。
クレンペラーはショパンのホ短調協奏曲をそれまで一度も指揮したことが
なかった。偉大な指揮者たちは通常、ショパンのスコアを、出来る限り無縁
でいたいような噴飯ものと考えている。少しのリハーサル、それでおさらば、
という具合だ。第一楽章では概ね、習慣的なカットが採用される。それゆえ、
クレンペラーも同じように振舞うものと予想された。しかし彼は制御不能な
までに情熱的となって、あたかもそれがブラームスによって書かれたかの
ように作品に取り組んだのである。この演奏は録音されたのであるが、その
結果は、ふつうなら不鮮明で焦点を結ばぬスコアの、驚くべき『洗い直し』
となっている。」
uncontrollably enthusiasticというのが、いかにも御大らしい佳話ですな。
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