【長木誠司<著> <第三章 ユダヤ人音楽家の排斥と<ヒンデミット事件> P70 冒頭】
 一九三三年四月七日の全国議会で承認された<職業官吏再建法(ドイツ語表記省略)>
によって、アーリア人として自らを証明できる人物のみが公僕として認めら
れ、「非アーリアの出自を持つ者」および「過去の政治的行動(社会民主党員であることを含む)が疑わ
しい者は、すべて合法的に解雇されることになった。これにより、国立や公立の音楽院や音楽学校で
教師として雇われているユダヤ人、そして歌劇場に所属しているユダヤ人は、ほとんど根こそぎ職を
失うことになったのである。