最初に韓国のLim19才が登場。

ソロはシュ−ベルトのソナタKV664イ長調の有名な曲。
提示主題は自然な出だしで良いが、第2主題になるとやや素っ気ない。
年齢的にまだ若くてこれ以上のニュアンスを要求することは無理かとも考えるが、
折々、それも可なり頻繁に突然音楽が攻撃的になることの方が気になる。
第2楽章の緩徐楽章になると、問題は深刻になってくる。
余りにも単純な主題提示であったり、短調の旋律は全く感情もないまま移り過ぎていくし、
途中のト長調の味わいもなくあまりにも精神のシンプルさが気にかかりだす。
第3楽章は予想通り速くチョロチョロ弾く。ワルツのリズムは不安定だし、
スケ−ルはガラガラと弾きなぐり、和音の跳躍も強引そのものである。
展開部はまるでメンデルスゾ−ンの無窮動でも弾いているみたいで、リズムは頗る悪い。
終結部も取ってつけたよう。