来日のアンコールでショパンのエチュード4番嬰ハ短調が弾かれました。
終始物凄い速さと力強さでした。終わった後、場内からはため息が漏れた
ことを昨日のように覚えています。
その日はたしかブラームスのパガニーニ変奏曲がメインでした。
あまりにも素晴らしい演奏に、休憩時間にみんながピアノを見に行ったの
で自分も遅れて見に行きました。
そこには「YAMAHA」という文字が書かれていたのでした。
仄聞するところによれば、スタンウェイの特許が切れた時それを全部バラし
瑕まで真似して作ったのに音は異なり、様々な試行錯誤を繰り返したといい
ます。
こうした努力が、やがてリヒテルに弾いてもらえるようになって報われます。
ヤマハはリヒテルに認められる程、独自のピアノを創りあげたのでした。