>>396
好みと属性というのはロジカル・タイプが異なります。属性の理解
ない分析なりがあって、それに対する評価に好みが介在する。
私はリヒテル(他の人はややこしくなるので止めておきましょう)が
60年代後半から音色もリズムも鈍くなったと思っている。それは属性
の分析で、あなたも390でそれは分かるといわれる。あとはそれをどう評
価するかですね。多分あなたはシューベルトの場合(作品の性質)はそれ
はマイナス要因じゃないと考えているらしくて、私はシューベルトでもそ
れは大事である、と思っている。それは好みといえば好みかもしれない。
私はシューベルトは愛らしく弾けとは思わないから、リヒテルのアプローチ
自体は容認できるが、その属性は例えば超スローではじめてアッチェレランド
をかけて壮大にしていく(それはいいといっているわけだけど)だけでは十分
ではない。いわば音楽に肉体が欠けていると思っているということ。自分的に
はこれは好みの問題とは思わないけど、あなたがこの問題を感じないであれを
いいと思っているなら、別にケチをつける積りはないよといっているんです。
ただ、私の判断は単なる好みで、自分のは曲の違いをわきまえた正しい判断と
いうなら、何おかいわんやだね。議論は進まない。あんまりそういう論争を引
きづりたくないので、これでお終いにしましょう。