>>52
一般に楽しまれる分には、「主旋律」+αがわかる、
というレヴェルでよろしいかと思います。
特に注意するのは、「弦の動き」です。どの曲でも土台になりますから。
たとえば、ブラームスなら、管楽器主題のところの弦の動きが
わかるとか、ベートーヴェンの7番の終楽章の弦の順番を間違えずに指差し出来る、とか。
それだけでも、聴き耳が豊かになったのが実感できるはずです。
実際のところ、我々演奏家サイドでは、録音を聴く耳が肥えている人は少ないですし、
その点は、皆さん「聴き専」の方のほうが、進んでいるかとも思います。
ただ、我々がどう「読む」かというと、
「全曲の中でこの部分はこれくらい(場所、盛り上がり)」という座標軸をつくる。
(エロイカの第2楽章は、単体では葬送行進曲ですが、
後ろに2つあるアダージョだ、という読み方。読みが劇的に変わる例です。)
部分的に読むのがアマチュア、全体の中の部分として読むのがプロ、と言っておきます。
私のスコアリードは、もっと複雑なのですが、極意はお教えできません。