「メロディの美しい」とあるが、何を以て美しいと感じるかは文化によって相当異なる。
“いわゆるクラシック”における、ドイツとフランスとイタリアの傾向の違いだけでも
かいま見ることができるだろう。
アラブの方では、(西洋音楽に慣れた耳には)単調に聞こえる単旋律の歌謡がウケるが、
(西洋音楽的には無視される)微妙な微分音程によるコブシに萌えるらしい。
末摘花は、もしかすると今の世では美人ともてはやされるかも知れない。

(世界的に見れば)ある地方、ある一時代の標準をもって「美しい」を規定するのは
偏狭すぎやしないか?
ウェーベルンの旋律線は、私にとって十分に美しい。