このあいだ、ブラームス聴いたんです。ブラームス。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで聴けないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、生誕170年、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、生誕170年如きで普段聴かないブラームス聴くんじゃねーよ、ボケが。
170年だよだよ、170年。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人でブラームスか。おめでてーな。
よーしパパ、バイオリン協奏曲聴いちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、シューベルトやるからその席空けろと。
ブラームスってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
ドイツ音楽の伝統、形式への志向の下で生来のロマン主義的資質がうごめいてる、
退屈な凡作なのか、それともドイツロマン派の最高の達成なのか、
そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと聴けたかと思ったら、隣の奴が、間奏曲Op.118-6、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、間奏曲Op.118-6なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、Op.118-6、だ。
お前は本当にOp.118-6を聴きたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、Op.118-6って言いたいだけちゃうんかと。
ブラームス通の俺から言わせてもらえば今、ブラームス通の間での最新流行はやっぱり、
交響曲第4番の第4楽章、これだね。
第4楽章ってのはソナタ形式も入ってる。その上形式は厳格なパッサカリア。これ。
で、内に秘めた情熱脈々。これ最強。
しかしこれを評価するとワーグナー派の批評家に喧嘩売られるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前、素人は、ハンガリー舞曲集でも聴いてなさいってこった。