ヴァント6
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04/04/10 22:17ID:YaAuziCgヴァントは、もともとタイプ的にはむしろロスバウトやギーレンに近かった。
南西ドイツ放送響がロスバウトに打診する前にヴァントに打診していたというのは
有名な話。またヨッフムのブルックナーを「あまりにカトリック的、秘教的すぎる」と批判
していた、という話もある(ヴァント自身、北ドイツ出身には珍しくカトリックの家系だが)。
それにしても、ギチギチ系(という言い方はいま漏れが勝手に思いついた)の指揮者は、
晩年の過ごし方が難しいし、論評する方もどう評したものか、難しい部分がある。
もともとがマターリ系の指揮者なら「円熟の境地」とかで済まされるのが、ヴァントとかだと
賛否両論になるのは致し方ない、というより、ヴァントみたいなタイプまで十把一絡げに
「円熟」の一言で片付けられるのはそれこそ古くからのファンには逆に納得いかないんじゃ
ないかな。某評論家は、ヴァントは晩年に至ってようやく一流に達した、みたいなことを
言ってたが、個人的にはああいう意見には与しがたい。晩年の数々のライヴ録音は、
朝比奈ほどではないにせよ多分にレコード会社(や家族も?)に乗せられた面も
あったのではないか。でなければ、BPOとどうしてきちっとスタジオ録音しなかったのか?
87年にリューベックで録音したブル8&9を「残響が多すぎてダメ」と93年に録り直した、
あの頃までは確かに往年のヴァントは健在だったのだろうが・・・
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