先日の浜松管楽器アカデミーのオープンコンサートでヴェンツェル・フックスが
バルトークの「コントラスツ」を演奏したのだが、これが物凄い演奏だった。
やった事がある人は解るだろうが、民俗音楽特有の変拍子と特殊な音階により
ベーム式ですら難解な箇所が多いのにヴェンツェルはヤマハのエーラーで
完璧に、しかも最高音域のスタッカートの連続まで超高速で吹き切ってしまった。
即興的な表現の自由さと共に音色もさらに柔らかさと太さを増したように感じる。
昨年のプーランクのソナタも会場を大いに沸かせたが、今年の「コントラスツ」は
会場を「震撼させた」と言った方が正しいだろう。
全くもってバケモノとしか言いようがない。