クラリネット総合スレpart1
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0180Gm
03/06/15 18:09ID:BkSHvor+まじめな質問にまじめにお答えします。
フランス管とドイツ管の音色の違いは要因順に以下の3点に要約できると思います。
1、内径形状の違い 2、仕掛け(マウスピースやリードなど)の違い 3、指使いの違い
先ず、フランス管(以後ベーム)とドイツ管は内径の形状が異なります。
内径というと太いとか細いとかが話題になりますが、これはどちらも大同小異であり、
むしろテーパーが始まる位置が音色に効いてきます。
お手持ちのベームの下管を覗いて見て下さい。中央あたりから徐々に広がっているでしょう。
これに対しドイツ管は、上管からベルの直前まで円筒を保っていて、そこから急速に拡大します。
とても合理的なベーム式キイシステムを考えたベームさんはドイツのフルート奏者ですが、
音量を増すためにフルートの管体を金属で作ることも提唱しました。
これが保守的なドイツ人には全く受け入れられず、アヴァンギャルドな?フランス人がこれに飛びつきました。
パリのビュッフェ(後のビュッフェ・クランポン)というメーカーと、教則本で有名な
パリ音楽院のクローゼ教授がベーム式クラリネットを開発したのですが、その際
ラテン民族である彼らがゲルマン民族の守ってきた音色を潔く認めなかったのはむしろ自然と言えるでしょう。
ラテン好みの“もっと華やかで大きな音”を目指して内径形状をいじったのも頷けます。
クラリネットはこの時点で音が拡散する円錐管の特徴を備えることになったのです。
ベーム式クラリネットの開発に携わった人々は「音色はどうでも良い」どころか、
フランス人好みの音色に「改良」してやったぞと大いに自慢したことでしょう。
余談ですが、サクソフォンもベルギーのサックスさんが発明しましたが、フランスで大いに発展しました。
ご存知の様にビゼーやドビュッシーやラベルは好んでサクソフォンを楽曲にフィーチャーしましたが、
ドイツでは未だに全く不人気です。
つまりフランス人は「ああいう音」が好きなんだとしか言いようがありません。
ドイツ管からベームに持ち替えるとまるでソプラノサックスを吹いているような気になるのはこのためでしょう。
以下、長くなりすぎたので割愛します。
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