フルトヴェングラーが世を去ってからBPOは凋落する一方。カラヤン時代の
凋落振りはとくに著しい。54年にフルトヴェングラーがライブ録音したベト5と、
わずか8年後のカラヤンとのベト5を聴き比べると同じオケとは思えない。透徹した、
それでいて温かみのあるフルトヴェングラー時代に比べ、のっぺりとした、無個性で
ただ大きな音を出すだけのカラヤン時代。ベーム、クレンペラー、カイルベルトなどが
振るときは僅かにフルトヴェングラー時代を彷彿とさせてくれるが、BPOは
カラヤン時代に終わっていた。