朝日新聞の文化総合面より(一部)
ムラビンスキーの妻アレクサンドラさんは、つい数年前まで、
著作権料を受け取る権利が自分にあることを知らなかったという。
日本のレーベルが70年代の来日ライブのCDを出した時は、
金を受け取る代わりに夫の墓を修復してもらった。
「録音は音楽の缶詰にすぎません。そこに彼はいない。
でも、彼を愛する人ならば、フタを開けてみたいと思うのが当然。
夫は芸術が誰かの所有物であるという考えを嫌ったから、
私がお金を受け取るのも不自然な気がしてならないのです」