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あなたはラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を「アメリカナイズ」
されていると信じているようだが、どういうところがアメリカナイズ
されているのか説明して欲しいね。
当時、アメリカには本格的なクラシック音楽はほとんどなかったし、
例えばマクダウェルのピアノ協奏曲第2番だって西欧流で、
別にアメリカ的なわけではない。
ラフマニノフがアメリカナイズされたと主張するからには、
その原型となる「アメリカ的なもの」があなたは思い描いているわけだろ。
ドヴォルジャークやツェムリンスキーはアメリカ黒人の歌の
影響を受けたが、ラフマニノフの作品にそんなところはありますか?
ロシアでもドイツでもアメリカでも、ラフマニノフの作風は一貫していた。
ただ、アメリカに渡ってから、作品が内省的になった。
オクターブユニゾンバンバンや、熱狂的なコーダは、
チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、第2番で
すでに派手に使用された例ですよ。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番は第2番の発展したものであり、
別に「アメリカナイズ」なんて言葉を持ち出す必要性はない。