実は31日のリサイタル時に「まあ1000円ならいいか」と思ってモーツァルトの
CDを買いました(サインはもらいませんでしたがw)でもさっぱり聴く気にならな
くてほっといたんですが、今日気が向いて運転しながら聞いてみてこんなことに気
がつきました。それは(以下デイリー風に)
灯台元暗し!「かわいいモーツァルト像」はこんなところに!!
私前住所音更が川上女史のモーツァルトCDを耳にして感じたこと。それは

これこそ「かわいいモーツァルト像」そのものだ!

ということだ。理由は至極明瞭。まず演奏そのものが大人のピアニストという
よりも、ピアノ練習者の中でモーツァルトくらいは達者に弾けるようになった
位の子供が発表会で一生懸命間違えないように弾いたという比喩がぴったりで
あること。また「フォルテは強く大きく、ピアノは弱く小さく」という教師の
指示を大真面目に守っているため、特にフォルテの強奏において「叩きつける」
響きが顕著なこと。そしてまだペダリングまでは習得していないため一切のペ
ダルを踏んでいないのでフレーズがポツポツと切れて聞こえるためである。
しかしこの演奏、私前住所音更には全く満足できなかった。それは

フレーズ、和音、すべてに「構成感」がない!!

からである。なるほどいくつか音が飛んではいるものの、声部はきちんと聞こ
える。しかしなぜそこにその和音があるのか、自分はそのフレーズをどう終結
させたいのか、といった、

プロのピアニストなら当然身につけている設計図がまったく感じられない

ため、そこそこ「上手」ではあっても「いい演奏」には聞こえないのである。
したがって瞼に浮かんでくるのは驚嘆の目で見る大人たちを前に得意気な顔
でピアノに向かう少年モーツァルトであり、これを「かわいいモーツァルト
像」と命名する所以である。