シェリングは厳しいというよりは端正さを身上としている、といえるとは思うが。
端正なだけで何が面白いんだかワカラナイ演奏をしているときもあるし・・・・
うーん、よくわからん・・・ロマン派の演奏では端正だが情感にどっぷり浸っているようなところも強く伝わってくることがあると思うが。
端正さの器に、情感が溢れている、というときが彼の演奏でイチバン良い感じの時のような・・・・
バッハでは端正なだけで何が彼にとってオモシロイのかどうかがよくワカラナイ。バッハはどうも彼の官能を十分に刺激するに至らないような。
クライスラーを弾くとなると、端正でもないし、感覚の喜びもなくってなんかクライスラーの幻影から逃れようとしてじたばたしているのばかり目立つぎくしゃくした感じだし・・・
晩年アル中かあ・・・・どうしたんだろうなあ・・・もったいない・・・ブラームスのソナタ、なんかいいよなあ・・・
 グリューミオーは楽しい。曲をしゃぶり尽くしているような感覚。「美味」というかんじかなあ・・・
食べ方が上品でかつ堅苦しくなくってスマート、見るからにうまそうに曲を食べている感じがする。こちらまでよだれが湧いてくるような。
 オイストラフが随分とひどいことになっているけれども、ベートーヴェンのソナタ全集を聞くとまあ、なんというか、大したオッサンだよマッタク・・・
室内楽なんかでもいいなあ。満腹になります。
 クレーメルが良くワカランに一票。変わり者でつきあいにくそうな感じがするにも一票。 でも何となく気になってしまう・・・。
ま、どれも引っ張り出して聞くとみんなそれぞれに面白かったりなぞだったりして楽しい。故人となってしまった人には感謝の合掌。