>>138
私を含めて一般的に技術というとき、それは困難なパッセージを見事に処理する能力
のことを言うのです。これを仮に技術Aとします。
あなたが言っている音程の取り方、個人によって異なる力の使い方もアカデミックに
言えば技術でしょう。これを仮に技術Bとします。
この2つの技術が音楽において果たす役割は全く異なります。
技術Bは技術Aに比べてその演奏家の芸術性に密接に結びついています。
要するにある演奏家において技術Aは優れているに越したことはなく、それに変化が起きても彼の
音楽に与える影響はほとんど無いでしょう。しかし技術Bは彼の音楽性の1部であると言って良いほど
密接に結びついており、少しでも変化が起きた時点でその演奏家の音楽は本質的な変化を起こすと思います。
あなたがこの2つの技術を同列に論じていることは非常に問題です。
批評するさいには技術Bは音楽性の一部として論じられるべきです。ましてあなたのように演奏家の技術Bの
優劣を判断しようとするのは、演奏家の音楽性の優劣を判断しようと試みるようなものです。
そのような方法では音楽的な批評は出来ないでしょう。
ですから私は一般的に行われているように技術Bは音楽性の一部として音楽性を論じる際に論じられ、技術A
を音楽とは本質的に関係のない技術として論じるべきだと思います。

ついでですが音程の幅は人種によっても大きく異なるそうです。低く取るのはあまり耳が良くない証拠だそうです。
また音色は本人の肉体的な資質と指の指板への当てかたによるそうです。これも技術Bに入るものですね。
これらのことは本人は意識していないらしいので、技術と言うより癖と言った方が的確かも知れません。