ちょっと興味があるのは、20世紀音楽に接するとき
(たとえばBARTOK)その一つの特徴である、苦味、ある種の
Negative emotionsの projectionという要素を自身の演奏に極力
持ち込むことを避け、Resonance, Resolutionという要素を
自分の音楽作りの目標に掲げ続けたように見えるセルが、
たとえば、Kandinskyのこの作品のように
(彼とシェ−ンベルグとが共同して20世紀の音楽、絵画を
改革しようとしたことは周知ですね)、Resonanceを最終目標から
外すことを一つの目的とした芸術の潮流を許容してジャケットに
使ったというあたり、個人的には面白いと感じます。私個人のセルの
イメージをすこし揺るがせる要素でもあります。