>>667 の続き

  挿入曲D「エッサイの枝に花が咲き」−第9曲の後に。ヘ長調。
   作詞者不明(P.エーバー?)の2重唱(S1-B)。
   通奏低音が伴奏につくが、第30小節以降は消失。
   のちにBWV110第5曲に転用されているため、そこから復元される。

  挿入曲ゆえ、前後する楽曲との歌詞的なつながりは無いが、
  前の楽曲の調性を引き継いでいる点から、音楽的なつながりは
  あると思われる。

2.器楽編成
  トラヴェルソとオーボエ・ダモーレは一切無く、第3・4曲はオーボエが、
  第9曲はリコーダー(オーボエ奏者が受け持ったらしい)が、オブリガート
  の楽器に指定されている。特に第9曲はリコーダーの方が曲調に合って
  いるという評価もある。

  第6曲では弦楽器に弱音器の指定は無い。
  (トラヴェルソが無いのは前述。)

  第8曲では、ヴァイオリンだけでなくヴィオラもユニゾンで加わっているが、
  ここは、改訂稿ではヴィオラが外されたと解釈するのがいいかも。
  (単に移調するだけではヴァイオリンの最低音より低い音を演奏すること
  になり、オクターヴ上げる処置が施されているところがある。→ヴィオラに
  不適な高音がでてくる。)

続く。