ホント、東ドイツという採算度外視の国がなくなった今、絶対無理です。
歌手についてだけ一言。歴代の名歌手のローゲ(というか名歌手は落ちぶれない限り普通、
ローゲとかミーメは歌わない)でさえも圧倒しているシュライアーのローゲ、
抜群の存在感のサルミネンは、単調になりがちなこの作品に凄い魅力を与えている。

端役のラインの3人娘にも、あっと驚く超豪華メンバー
それも名歌手の若手時代というのではなく、もろに全盛期の歌手をつかった
贅沢は、今後は絶対無理。
ヴォークリンデ    全盛期のルチア・ポップ
ヴェルグンデ     ウタ・プリエフ(ベルリン歌劇場の第一線歌手)
フロースヒルデ    ハンナ・シュヴァルツ(80年ブーレーズのリングのフリッカ)

おかげで冒頭の退屈なやりとりが、恍惚と愉悦の時間に変わる。
(話はそれるが、ワルキューレのひとりにシェリル・スチューダ)