ムジツィーレンは単に「音楽する」「演奏(会)をする」程度の意味だが、そこにウィーン・フィル
みたいな確固たる伝統を踏まえた演奏行為であるというニュアンスが強くある。

しかるに上記HPでの高本の原文はこうだ。

>清水和音 のピアノも、「伴奏くささ」がなく、出るべきところは鳴らし引っ込むべきところは引く。
>2人で「ムジークツィーレン」する高度な駆け引きの醍醐味を思いっきり味わわせてもらった。

これはフルートの一戸とピアノ伴奏の清水の、出るべきところで出るべき方が出る、という
巧妙な役割交代を描いている文章で、上記「ムジツィーレン」のニュアンスとはまったく無関係で
ある。「ムジークツィーレン」しかここにはまる言葉はあり得ない。(zielenは「的を射る」という
意味である。)