釧路市出身の作曲家伊福部昭さん(89)が代表作のオーケストラ曲
「日本狂詩曲」をピアノ用に編曲し二十七日、東京の自宅を訪れた
十勝管内音更町のピアニスト川上敦子さんに楽譜を手渡した。
五月十六日に東京・すみだトリフォニーホールで開かれる
「伊福部昭卒寿記念個展」コンサートで川上さんが演奏する。
釧路生まれの伊福部さんは、九歳から三年間音更で過ごし、音更尋常小
(現音更小)を卒業。川上さんも同小卒業生で、伊福部さんの後輩に当たる
縁で伊福部さんの作品を積極的に演奏している。
「日本狂詩曲」は一九三五年、伊福部さんが二十一歳の時の作品で、
海外コンクールで第一席に選ばれた曲。
川上さんの強い希望で、昨年五月から編曲にとりかかっていた。
伊福部さんは「ピアノの曲として独立性のある曲にするのに苦労しました。
ピアニストも弾くのは大変ですよ」と語った。
川上さんは「始めて聞いた時に身震いするほど感動した曲。
先生自身に編曲してもらえてすばらしい」と話していた。

ソース:今日付けの北海道新聞朝刊