続・ピアニスト川上敦子
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0337名無しの笛の踊り
03/04/15 17:42ID:???こんな感じでどう?
川上敦子の<ピアノ編曲の世界>へ足を運んだ。目玉はベートーヴェン=リスト
編の第9交響曲である。川上はリストを得意とする技巧派のピアニストであり、プ
ロ・デビューの演目はブダペスト版(新リスト全集)の超絶技巧練習曲全曲であっ
たという(謳い文句は自由だけれど・・・)。
先ずはリストの《リゴレット》のパラフレーズ、楽譜を用いての演奏だが(暗譜
の習慣を確立したのが他ならぬリストなのに、何故暗譜でやらないのだろうか?)、
豪快な導入部に続く主題のテンポが対照的に極めて遅く、どんな理由でそうなるの
か考え込んでしまった(普通そういう解釈はしないから、技術的に速く弾くことが
できないのだろうと思った)。そしてピアノ版第9交響曲、第1楽章からすでに先
が見えた(リゴレットで感じた不安は正しかった。技術が追いついていないのだ)
というか、決して速く弾くことができないわけではないだろう(将来は解らないが
少なくとも現時点ではごく普通のテンポでは弾けないのだろう)が、完成に至らな
かったものなのか(ひょっとすると練習を重ねればある程度は弾けるようになるの
かもしれないが)、あまりにもテンポが遅いのだ。第2楽章はより滑らかに進行し
(第1楽章よりはマシだった)、第3楽章、そして第4楽章、オーケストラでは通
常は呈示場面で、カデンツァの男性バリトン・ソロが入る直前の序奏は相当ぐらつ
き、聴く方も(演奏がストップしてしまうのではないかと)緊張したほど。展開部
クライマックスの左手オクターヴ(右手=歓喜の歌の主題)によるパッセージとオ
スティートも・・・・・・(ヘタクソ、としか言いようがない)? 全体的に見て
も左右のバランスが今一つで、強弱をつけるのに精一杯のようであった(お金を取
って人前で演奏を聴かせるレベルにはない)。それでも実演でピアノ版《第9》を
聴けたことは意味があるし(せめていいところを探すとしたらここか)、欲を言う
なら、安全にまとめようとせずに、危険であってもあえて60分台あるいは70分
台に収める冒険をしてほしかった(遅すぎて音楽を聴いている気がしなかった。た
とえミスタッチ連発でももっと速く弾いてくれた方がまだ楽しめただろうに)。
(85分は少し長すぎる)。
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