君は超絶技巧が売りのピアニストだ。
この日の演奏会も、ソラブジの「ソナタ第1番」と「3つのパスティッシュ」、
フィニッシーの「ピアノ協奏曲第4番」、そして休憩後にはファーニホウの
「レンマ・イコン・エピグラム」とシャリーノの「二つの夜想曲」を
いずれも楽々と弾きこなし、観客を唖然とさせたところだ。
だが、まだ今日最後のプログラムが残っている。あの (ゎ゜〜゜ぉ)の
新作を初演しなければならないのだ。
作曲者によれば、この曲は完全なる初見で演奏されなければならないという。
つまり、君は舞台に乗る前に楽譜を見ることが出来ないのだ。
しかし君には絶対的な自信があった。
「どんなに異常なほど難しい曲だろうと、俺が初見で弾いてみせる」。
君は譜面を持って舞台にあがり、観客に一礼して椅子に腰掛け、譜面を開いた。
次の瞬間、君は全身から血の気が引いて行くような恐怖感を味わった。
その譜面には(ry