アムランネタだとどうしてこう荒れるかねえ。
彼はメカニカルに複雑なテクスチュアの再現力(ただ音が出ているというレヴェルでは
なく音楽的表情を作ることも含めて)に傑出した能力を発揮するピアニストだと思う。
彼によって初めて再現された精度ってものは確かにあるし、演奏会があれば出来るだけ生で
聴くようにしているよ。
でも、それは彼がオールラウンドなピアニストだってことではないし、アムランには絶対
出来ないと思える音楽的表現というのもいっぱいある。例えば彼が出せるピアノの音色
の幅は決して広いものではない。ハイペリオンに入れてるピアニストの中でも、Houghや
Demidenkoの方が(それぞれタイプは全く違うけど)総合的にはだいぶ上だと思う。
アムラン自身、自分のピアニズムの意義と限界については、一部の崇拝者と違って十分に判って
いるんじゃないかな。
恐らく「あなたのCDさえあればアルカンやゴドフスキーについてはもう十分」なんて言ったら、
アムラン自身が「もっといろいろなものを聴いた方がいいし、自分以外の優れたピアニスト
がもっとこうした曲を取り上げるようになってほしいと思う」と言うだろうね。

ところでそろそろ >>3の7に移行して最近CDがよく出ているソラブジの話でも(爆