>>375
では、ちょっと説明してみます。
まず、現在オペラにおいて、オペラ歌手たちが用いている歌唱法というのは、イタリアで生まれたベルカント唱法なわけです。
ベルカント唱法は、フォーム的には、自然なブレスにのせて、
体のンスで合理的に、声を出していくもので、歌っていくに従って、
お腹は凹んでいきます。音色的に流麗な感じで、ムラなく歌えます。
で、ドイツ発声というのは、フォーム的には筋力で声を支えお腹を凹ませず、維持したまま、歌っていきます。
日本開国と同じに西洋音楽が入ってきたわけですが、このとき
伝わってきたのは、ドイツの音楽だったので、日本では発声法もドイツのものに従ってきたようです。
今でも日本では、ドイツ唱法のままベルカント唱法と信じて、
イタリアものの曲まで歌ってる歌手が、多いといいます。
オペラにおいては、ベルカント唱法がふさわしいわけですが、
真にベルカントの理論を理解してる歌手は少ないようです。
イタリアに留学したとしても、プライドの高い人ほど発声を直しませんから、
名ばかりの留学だったということもあるでしょう。
佐藤しのぶさんも、この手の人なんじゃないでしょうか。と考えてます。
ついでに、ドイツ唱法は体格の良いゲルマンの人たちがやるからこそ、その効果を発揮するのであって、体格的に不利なラテンの人たちや日本の人たちには、負担がかかる上に、効率よく声が出ないと思います。
だから、日本人にお勧めなのは、ベルカント唱法でしょう。
歳とっても声出せるものですし。
佐藤しのぶさんは体格もいいほうですから、ドイツ式の発声でも、あまり苦にならないのかも。