おいらもホリガーを神と称えソリストの頂点と捉えるならば
一方の雄はオケマンとして頂点を極めたコッホであると思う。
どっちが優れている、とかじゃなくてどちらが好きか、という問題だろう。
私見ではやはりコッホの魅力は音色なんだろうと思う。
オーボエっぽさ(ペー)が全く無い、けどオーボエ以外のものではない音。
技巧とか、表現、歌い方など他にも魅力があるだろうけど
やわらかく、上質の絹のような音こそが最大の魅力であったのは
疑いのないところではないかと思う。
それゆえ、原点回帰や古楽志向のなかでドイツ流のああいった音色は
だんだん廃れていったのだろう。
20世紀オーボエの一つの頂点を極めたコッホ、そしてその亜族だけれども
時代の風潮故に主流をはずれてしまった。いつか再評価の時代もくると思っている。