長いレスなので、興味のない人は読み飛ばして。

ブルックナーは、強迫神経症と現代では呼ばれる病気だったようだ。
(例えば、外出しようとすると、ガスの元栓を閉めたのかとか戸締りをしたのか、
といった考えが頭から離れなくなり、何度確認しても不安を払拭できない、といったもの。)
数を数えないと気が済まないというのも典型的症状で、
服の渦巻き模様の数、砂粒の数、夜空の星の数、といったものを数えていたという話も聞く。
これらを数えきるのは、少し考えれば困難だと分かる。
うまく数えることができず何度もやり直し、繰り返すほどに精神的苦痛は募ったのだろう。

第1交響曲リンツ稿の頃、1860年代後半に症状が悪化したらしい。
(かのヴァントは、第1交響曲に「精神分裂的危機」を感じると語っていたそうだ。)
療養して回復したものの、その後もしばしば(悩んだり、落ち込んだとき特に)症状が出たようだ。