ポーランド出身、現代音楽の大家。7月に札幌で開かれる国際音楽祭に招かれた。
60年代は超前衛と呼ばれた。「大編成オーケストラの全部の楽器の音程を
4分の1音ずつずらし、一気に鳴らした。こんな音が自分に出せるんだ、
という興奮のまま走っていた」と振り返る。最近は、ロマンチシズムの
色濃い作風に緩やかな転換を見せている。「後ろを振り返ることの大切さを最近、
感じる」宗教的なテーマの大曲が多い。「大戦で故郷ポーランドが受けた傷を
意識せずにはいられない。モヒカン族の生き残り、といった気分です」