ミケ氏がスクリャービンのコンチェルトやってもだいたい想像つくじゃん。
あの芯まで澄んだ音色と寸分狂わぬ完璧なタッチと内に向かって燃える青い焔で、
スクリャービンの後期ソナタを弾いたらいったいどうなるのか。
意外にスクリャービンのPf独奏曲にはその手の演奏が無い。
でもミケ氏の演奏と後期スクリャービンの神秘的な音楽とは、まさに化学反応を起こし、
どこまでも透き通り、どこまでも神秘的な、クリスタルのような音楽となっていただろう。
これはドビュッシーのあの名演から十分想像がつく。
ミケ氏には是非ともスクリャービンの作品を取り上げて欲しかったと悔まれるよ。